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陶芸家「 鶴野啓司 」さんの作品お取扱がはじまりした。

 益子町で穴窯による焼物を制作されている鶴野さんは、栃木県生れの生粋の地元民です。昨年の暮れに思い立って電車とバスを乗り継いでわたしが益子を訪ねた最大の理由は、彼にお会いすることでした。2年程前から作品だけが脳裏に焼き付いて、いったいどんな方なのか ?  事前の情報を何も持たないまま、その地域唯一のコンビで待ち合わせをしました。今になってみても、作家さんのもとを訪ねるときはかなりの緊張と不安がやってる。それは相変わらずですが、それ以上の期待と好奇心が、このからだを突き動かしているのだと思います。


そんな中での鶴野さんとの初顔合わせは、挨拶をしたと同時にあっという間に気持ちがほぐされていく感覚でした。ご自宅に入れて頂き、作品の置かれた部屋へと通していただいたわたしは、とにかく、あっちにも・こっちも目がいき、部屋の中をウロウロとしながら何度も作品に手に取っては眺めてを繰り返していました。焼締め・化粧土・釉薬ものと、食器類から花器に至るまで「ガ ツ ン」と力のある作品に見入ってしまったのです。今まで拝見した作家さんの中でも、特に「土」焼物は「土」なんだと思わせてくれる作品でした。

そして恒例になっている窯の見学をさせていただいたのですが「あれっ!!」どこかで拝見したことがある窯だな、、、とすぐに気が付く訳です。それもそのはず、わたしがギャラリーをはじめた頃、まだ何の知識の持た無い頃に、知人の陶芸家さんのご好意で、茨城にある薪窯焚きを手伝いに行かせて頂いた、その時に初めて触れた窯「行って来い」と呼ばれている薪窯にうりふたつだったのわけです。よくよくお話しをお聞きしていると、どうやらその窯をモデルにして、鶴野さん自身が築窯されたと言うことなのです。当時は聞けなかった窯の特徴を訊ねたり、どのようにして焼き上げるのか、などなど、あの当時には思いつくことすら出来なかった楽しい会話で時間が過ぎて行きました。


今回の入荷では【粉引飯椀・粉引汲み出し・白化粧平鉢・灰釉平鉢・白釉窯変角皿・白釉窯変沓鉢】に加え、下記でご紹介している花器が入荷して来ています。展示会は年にほんの数回しかされない作家さんなので、こちらで個展をしていただける機会は巡ってくるのか、なかなか遠い道のりになる予感です。2月19日までYDSの常設展で展示しておりますので、是非手に取ってご覧になって頂きたいと思います。


ギャラリーYDS 店主

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鶴野啓司 粉引花生 
■サイズ:φ12.3cm×高さ11.2cm
■価格:15,000(税抜)
 

まだ精製されていない元土を手に入れたり、益子では焼物に不向きと言われている土にも挑まれている鶴野さん。そのことは粉引のような化粧土の焼物にも、内からじわじわ滲み出てくる土の力が感じられる作品になっています。そして薪による焼成が微妙な赤みおびた表情になり、さらなる魅力をプラスしてくれています。


 鶴野啓司  白化粧灰釉掛花 

■サイズ:φ8.9cm×高さ7.3cm
■価格:8,000(税抜)

白化粧に透明な灰釉が施された小さな掛け花。まずこれを見て粉引のような下仕事がされていると分かる方は少ないかと思います。極めて鉄分の多い粗い土を使われている鶴野啓司さん。そのことが市販の土や釉薬には出せない焼き上りを魅せてくれます。小粒ながら、グッと惹きよせられる力があります。


 


鶴野啓司  焼〆小壷 
■サイズ:φ14.8cm×高さ11.5cm
■価格:20,000(税抜)

焼〆の小壷。作品の火前と後ろでは全く違う顔をみせてくれるのがとても面白いポイントだと思います。画像には写っていませんが、底面の高台として削り出された赤い土の色。とても魅力ある表情ながら、石まじりの元土を使うことは、毎回水漏れとの戦いだとおっしゃられています。





鶴野啓司  灰被花生
■サイズ:φ11.4cm×高さ12.4cm
■価格:20,000(税抜)

灰被りによるダイナミックに流れ出した自然釉。窯を開けてみるまで分からないのが焼物の楽しさと難しさなのだと思います。「くるり・くるり」と回すことで、生ける花や置く場所の雰囲気をガラッと変えてくれる花器だと思います。

飯椀や汲み出しなど、また改めてご紹介したいと思います。
今しばらく御待ち下さい。

ギャラリーYDS 店主 

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【Gallery space】作家の器と生活道具のお店 

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京都の佇まいが今でも多く残る町並みのなかに、ゆったりとした時間の流れるお店を営んでいます。陶芸・ガラス・木工・漆・金工など、器や生活道具を中心としたセレクトで日本の美しい手仕事を御紹介しています。☆企画展・イベントも随時開催。

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 H P    : http://www.takahashitoku.com/gallery-yds-home.html/

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