【Gallery space】作家の器と生活道具のお店 ショップ & ギャラリーYDS
◆お問合せ先:京都市中京区新町通二条上る二条新町717 TEL : 075-211-1664
H P : http://www.takahashitoku.com/yds/
南北に長い石川県には、輪島と山中に日本を代表する漆器の産地があります。1977年 東京生れの鎌田さんが漆に出会ったのは東北芸術工科大学時代のことですが、その後本格的な漆の世界に飛び込んで行くのは、大学卒業後の石川県立輪島漆芸技術研修所 きゅう漆科に入学。塗師・赤木明登さんに師事してからのことだと言えます。御礼奉公を経て2006年に独立した鎌田さんは、現在 輪島市門前町の海の見下ろせる高台に自宅兼工房を構え、家族三人での能登生活を満喫しながら、乾漆技法による器制作を愉しまれています。今回の二人展に至った経緯は、お二人の作品を拝見した時に感じる「柔らかく揺らぐ様なイメージ」にあった訳ですが、共に少数派の「乾漆」「ピンブロウ」という技法で制作に取組んでいること以上に、ふたりの器には人間がコントロール出来る領域を越えた、ゆるやかな自然の力が根底に潜んでいます。そして、鎌田さんが独立にむけて自分のつくりたい漆の器をイメージしたとき、先ず最初に頭に浮かんできたのが同じ素材の漆ではなく、その時すでにガラス作家として作品を発表していた、艸田さんのガラスの器だったそうです。そのことは初めて三人で打合せをしたときに聞かせていただき私も正直驚きました。このお二人での展示会を企画したこと、それは偶然では無く必然の出会いだったと今更ながらに感じています。
鎌田さんの「乾漆器」自らデザインした木型に麻布を貼り、何度も漆を塗り重ねて行くことで器になっていく乾漆ですが、塗りの回数の多さから、食器のような量産には向かない技法だとされています。その反面、轆轤仕事には無い柔らかさと、乾漆ならではの薄く丈夫な構造が、今迄の漆器には無い機能と見た目を生み出し、そこに鎌田ならではの感覚がプラスされ現代的な塗りの器を生み出したのだと思います。食器としての使い方、メンテナンスはいま迄の陶磁器とさほど変わらない鎌田さの器、そのしっとりとした漆の美しさを、自分の生活に取込んでみようかな、と思っていただける機会になれば大変嬉しく思います。
ギャラリーYDS 店主
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<鎌田克慈> 甲盛長方弁当箱1039 溜
■ サイズ:縦8.3×横20.6×高さ9.4cm
価格: 46,000円(税別)
<鎌田克慈> uneri-34 溜 uneri-34 赤
■ サイズ:高さ4.0cm×径15.4cm:溜 ■ サイズ:高さ4.0cm×径15.4cm:赤
価格: 16,000円(税抜)
<鎌田克慈> 飯椀17 溜 飯椀17 黒
■ サイズ:高さ5.1cm×径13.5cm
価格: 12,000円(税抜)
<鎌田克慈> 盃38 黒 盃38 赤
■ サイズ:高さ2.5cm×径9.1cm
価格: 9,500円(税抜)
<鎌田克慈> ぐい呑C 41 赤
■ サイズ:高さ3.6cm×径 8.2cm
価格: 9,500円(税抜)
<鎌田克慈> 長手重ね箱1022 溜
■ サイズ:縦9.5×横27.4×高さ10.4cm
価格: 110,000円(税抜)
<鎌田克慈> 刳足皿(小)1013 黒 溜
■ サイズ:縦18.0×横18.0×高さ1.9cm
価格: 17,500円(税抜)
<掲載商品のお問合せはこちらまで>
電話 075-211-1664 FAX 075-231-2161
またはこちらのお問合せフォームより
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【Gallery space】作家の器と生活道具のお店
ショップ&ギャラリーYDS
京都の佇まいが今でも多く残る町並みのなかに、ゆったりとした時間の流れるお店を営んでいます。陶芸・ガラス・木工・漆・金工など、器や生活道具を中心としたセレクトで日本の美しい手仕事を御紹介しています。☆企画展・イベントも随時開催。
〒604−0013京都市中京区新町通二条上ル二条新町717
電話 075-211-1664 FAX 075-231-2161
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北陸の地、 金沢でガラスのうつわを制作されている艸田正樹(くさだまさき)さんは、ピンブロウと呼ばれるテクニックで器作りをされています。それはオーソドックスな吹きガラスとは異なり、熱いガラスの固まりに湿らせた新聞紙を優しく突き刺していきます。するとどうでしょう、新聞紙に含まれていた水分が蒸気となり、ガラスが ゆっくり・ゆっくりと膨張をはじめます。吹きガラスと同様、熱いガラスの付いた竿はそれと同時にかなりの早さでクルクルと回転をあたえ、その遠心力で見事に熱いガラスの塊が器へと変化して行くのです。この工程を文書で説明するのはとても難しいのですが、他のガラスの製法とは異なり、人為的な力が殆んど加わらない、3つの自然の力学とガラスの温度差という、4種類のエネルギーによってひとつの美しい作品が生まれていきます。
◆水蒸気の膨張 ◆竿の回転による遠心力 ◆地球の重力 ◆ガラスの温度差
そして、主な制作の場である牧山のガラス工房は、全国のなかでも透明度の高いクリアーなガラスが溶けている溶解炉があることで広く知られています。人が手を加えれば加えるほど力と透明度を失っていくガラス。艸田さんの手は、そのことをあたかも知っていたかのように、やさしく・やさしく、大きな波を水面に立てないかのように、ガラスという繊細な水に美しく優しい水紋を描き出しているように感じます。
ギャラリーYDS 店主
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<艸田正樹> やわらかな方位 i-ML
■ サイズ:高さ5.6cm×径16.0cm
価格: 5,000円(税別)
■ サイズ:高さ8.6cm×径12.3cm
価格: 5,000円(税抜)
<艸田正樹> うつくしい水たまり h-MS
■ サイズ:高さ4.6cm×径26.9cm
価格: 20,000円(税抜)
■ サイズ:高さ10.0cm×径7.7cm
価格: 4,500円(税抜)
<艸田正樹> 「雲にのぼる?」 g - MS
■ サイズ:高さ cm×径 cm
価格: 20,000円(税抜)
<艸田正樹> 「雲にのぼる?」 g - MS
■ サイズ:高さ cm×径 cm
価格: 20,000円(税抜)
<艸田正樹> 「雲にのぼる?」 g - M 写真中央
■ サイズ:高さ cm×径 cm
価格:
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